母乳のヒミツ
脂肪の消化が苦手な赤ちゃんを母乳がサポート?
赤ちゃんは母乳やミルクからママの愛情や栄養をたっぷり吸収するわけですが、実は赤ちゃんの消化吸収機能においては、脂肪の消化力がとても弱いとされています。
今回のキーワードは「酵素」。酵素が、食べ物などの栄養を分解・消化・吸収し、体内の様々な働きをスムースにするために重要な役割を果たしていることをご存知ですか。
成人は膵臓からのリパーゼ(脂肪を消化する酵素の一つ)による脂肪の消化が主体となりますが、乳児期はこの酵素の働きがあまり活発ではありません。そこで、赤ちゃんは舌や胃壁からもリパーゼが分泌され、脂肪の消化を助けているんです。
さらに、母乳中には「胆汁酸刺激性リパーゼ」という特別な酵素が含まれています。この酵素は、赤ちゃんの消化管内で胆汁酸(脂肪を消化しやすくするために分泌されるもの)に出会うことで初めて脂肪の消化を活発にするんです。つまり、母乳で育つ赤ちゃんはミルクで育つ赤ちゃんに比べ、脂肪の消化・吸収効率が高いと考えられています。
母乳は、脂肪の消化が苦手な赤ちゃんをしっかりサポートしてくれているんですね。
今回のキーワードは「酵素」。酵素が、食べ物などの栄養を分解・消化・吸収し、体内の様々な働きをスムースにするために重要な役割を果たしていることをご存知ですか。
成人は膵臓からのリパーゼ(脂肪を消化する酵素の一つ)による脂肪の消化が主体となりますが、乳児期はこの酵素の働きがあまり活発ではありません。そこで、赤ちゃんは舌や胃壁からもリパーゼが分泌され、脂肪の消化を助けているんです。
さらに、母乳中には「胆汁酸刺激性リパーゼ」という特別な酵素が含まれています。この酵素は、赤ちゃんの消化管内で胆汁酸(脂肪を消化しやすくするために分泌されるもの)に出会うことで初めて脂肪の消化を活発にするんです。つまり、母乳で育つ赤ちゃんはミルクで育つ赤ちゃんに比べ、脂肪の消化・吸収効率が高いと考えられています。
母乳は、脂肪の消化が苦手な赤ちゃんをしっかりサポートしてくれているんですね。