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母乳のヒミツ

悪玉菌から赤ちゃんを守る母乳!その秘密は・・・

母乳中には、通常の食品とは異なる赤ちゃんのための特別な糖が含まれているんです。

大きく分けると、乳糖とオリゴ糖という2つの糖が存在します。みなさんもご存じのオリゴ糖。実は初乳に多く含まれているんです。その種類は約130種類! そのほとんどは小腸から大腸に移行し、腸内細菌によって分解利用されます。

では、どんな働きをしているのでしょう。

ヒトの腸内には様々な腸内細菌が存在します。ビフィズス菌などいわゆる善玉菌もいれば、大腸菌など悪玉菌も存在します。

そこでオリゴ糖は、ビフィズス菌(善玉菌)だけを元気にし、増殖・定着しやすい環境を作ってくれます。つまり悪玉菌が棲みにくい環境にすることで、赤ちゃんを守ってくれているのです。

また、中には便中へ排出されるオリゴ糖も存在します。

母乳栄養児の便は、固形分が少ない粘液質で排便回数が多いため、消化管内での便の滞留時間が短いことが特長です。これはオリゴ糖が、食物繊維のような作用をすることで消化管内での便滞留による悪玉菌の増殖や毒性物質の生成を抑制しているからなんです。

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