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母乳のヒミツ

母乳の中にリサイクルシステム?!

実は母乳には、乳児に栄養と機能的な成分を届けるために、とっても効率的なリサイクルシステムが発揮されているんです。

例えば、母乳中の乳清たんぱく質の一種であるα‐ラクトアルブミンという成分。これは、栄養素としての役割はもちろん、必須アミノ酸であるトリプトファンの供給源としても大切な役割を果たしています。そして、トリプトファンは睡眠や目覚めをコントロールするホルモンとして知られるメラトニンを生成するための重要なアミノ酸なんです。一方で、α‐ラクトアルブミンは乳腺細胞においては乳糖を合成する酵素の一部として機能的な役割も担っています。こうして生成された母乳中の糖質の主要成分である乳糖は、乳児の体内でエネルギー源として利用されるようになるんです。

母乳中のたんぱく質には、栄養素としての役割だけでなく、機能面での役割を持ち合わせたこのような成分が数多く存在します。さまざまな成分が有機的に結びつき、乳児の健康と成長を支えているんですね。

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