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母乳のヒミツ

ワラビーの乳が低出生体重児用ミルク開発のヒントに!?

低出生体重児ってご存知ですか?低出生体重児とは、出生体重が2,500g未満の赤ちゃんのこと。その出生割合はここ10年、毎年約1割に上ります。実は母乳はこうした赤ちゃんの状態にもちゃんと合わせた組成で出ることが報告されています。

でも母乳が足りない時、あげられない時もあります。そんな時のために開発されたのが低出生体重児用ミルクです。

着目したのは、ワラビーの乳。非常に未熟な胎児のような状態で生まれてくるワラビーのような有袋類の赤ちゃんに与えられる乳に、そのミルク開発のヒントが隠されているかもしれない・・・と長年研究が進められてきました。

このワラビー乳の特徴は、栄養素が高濃度で配合されているということ。哺乳量が少なくても成長を支える十分な栄養を届けられるようにできています。同じように低出生体重児用ミルクは調乳濃度を高めてあります。たんぱく質と糖質は高めに、脂質は消化吸収が未熟な赤ちゃんのために低めにしてあります。また、カルシウム、リン、鉄などのミネラルも、体内蓄積量が少ない赤ちゃんのために高めてあります。

ただし、このミルクは医師等の指示のもと使用することになっていますので一般では販売されていません。気になる方は医師にご相談くださいね。

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