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母乳のヒミツ

季節の変わり目に覚えておきたい母乳の保存方法

授乳中のママにも悩みはいろいろありますよね。

例えばこれから夏に向けて、季節の変わり目による気温や体調の変化から赤ちゃんの母乳の飲みが悪くなったり、母乳が思うように出ないママもいれば、赤ちゃんが飲む以上に母乳が出過ぎておっぱいが張って困ってしまうというママもいます。また、仕事復帰したママや、急用で赤ちゃんを預けなければならず母乳を与えられない場合もあるでしょう。

そんな時の一つの方法として、母乳の搾乳・保存があります。母乳は、冷蔵なら48時間程度、冷凍であれば最長1年程度保存が可能です。

母乳を冷凍すると一部の細胞由来の成分は破壊されてしまいますが、栄養成分や免疫グロブリンなどの免疫成分は、ほとんど劣化することなく保存できます。殺菌は家庭で保存する場合、通常は必要ありません。

・消毒した清潔な容器・哺乳びんを使用してください。 ・冷凍保存には専用の母乳冷凍バッグも市販されていますので上手に活用しましょう。 ・搾乳した母乳を与える時は、(冷凍の場合は自然解凍して)人肌くらい(37℃程度)に温めて使用してください。

一方、海外では、必要とする赤ちゃんに母乳が提供できるよう「母乳バンク」の活動が盛んに行なわれています。その歴史は100年以上と古く、2010年には37か国に設立されています。しかし日本では、2013年に昭和大学江東豊洲病院の水野克己先生が中心となり母乳バンクが誕生したばかり。主に冷凍母乳ですが、その使用もまだまだ限定的です。注目されるのはやはり母乳の免疫力。日本においても近年増加傾向にある低出生体重児のケアにとくに期待がかかります。

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