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母乳のヒミツ

最近よく耳にするラクトフェリンって母乳にもあるんだ!

ダイエットなど体の健康を意識する人にとって最近よく耳にするラクトフェリン。
実はこれ、母乳に含まれる乳清(ホエイ)たんぱく質の一種でもあるんです。

母乳中の乳清(ホエイ)たんぱく質には、主要な成分としてα-ラクトアルブミンやラクトフェリンがあります。

α-ラクトアルブミンにはシスチンやトリプトファンなどの大切なアミノ酸が豊富に含まれています。シスチンは、乳児の体内ではつくることのできない準必須アミノ酸。トリプトファンは体の中で神経伝達物質のセロトニンやメラトニンに変換される成分で、乳児の睡眠・覚醒の発達にも重要な役割を果たす必須アミノ酸です。

さて、一方のラクトフェリン。これは牛乳から発見されたたんぱく質で、乳の中での鉄との結合・吸収性が高いことから、「ラクト(乳)」+「フェリン(鉄)」で「ラクトフェリン」と名付けられた成分です。

もちろん母乳にもラクトフェリンはあるんです。特に初乳に多く含まれ、その含量は牛乳の10倍以上。

これによって赤ちゃんは、急激な体の発育や脳などの中枢神経の発達に必要な鉄を、母乳から効率的に利用できるというわけです。
さらにはこの性質から、病原菌やウイルスなどの微生物が必要とする鉄を奪うことで、免疫・抗菌作用を発揮することも知られています。

鉄はママにとっても必要な成分ですが、赤ちゃんに優先的に利用されるので不足がちでもあります。ママも食事やサプリメント等で積極的に鉄摂取を心がけてくださいね。

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