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母乳のヒミツ

母乳中の微量ミネラル成分って何?

母乳中には赤ちゃんの発育に大切ないろいろな成分が含まれていますが、その中ミネラルには多量のものと微量のものがあります。多量ミネラルは、ナトリウム・カリウム・カルシウム・マグネシウム・リン、と馴染みのある成分が多いですね。

一方、母乳に比較的多く含まれている微量ミネラル成分には、鉄・亜鉛・ルビジウム・ヨウ素・銅などがあります。含量は非常に少ないもののセレンなどの重要な成分もあります。鉄以外の成分については、栄養素としてあまり馴染みがないかもしれませんね。

これら微量ミネラルの母乳中含量は分娩後日数ととも変化していきます。例えば、鉄・亜鉛・ルビジウム・銅は初乳に最も多く含まれ、分娩後日数が進むにつれて減少していきます。
さらには昼夜間で日内変動する成分も複数見出されています。これらの変動の理由は十分に解明されてはいないものの、赤ちゃんの日々の成長・発達に重要な意味があるかもしれません。

そして、母乳中の微量ミネラルは、微量と言いながらもそれぞれ大切な役割を持っています。
特に鉄・亜鉛・銅・セレン・ヨウ素は赤ちゃんにとって重要な栄養素で、体の構成成分や、様々な代謝に関わる酵素の働きに関わっており、欠乏すると重大な障害を引き起こすことがあります。
そのため、粉ミルクでもこれらのミネラル含量は、国際的な規格として定められ、また一部は日本の法律でも強化することが義務付けられているんですよ。

ちなみに1歳のお誕生日を迎える頃の赤ちゃんはいろんなことができるようになりますよね。それはまさに脳の成長期!そしてこの時期の脳を働かせるのに必要なのも鉄なんです。でも、離乳食などだけで1日に必要とされる鉄を摂取するのは大変ですので、フォローアップミルクで補うのもおすすめですよ。

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