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母乳のヒミツ

赤ちゃんが寝たり起きたりする時間は成長とともに変わる?

12月は1年のうちで最も夜が長くなる月ですよね。ちなみに今年の冬至(1年で最も日照時間が短い日)は12月22日(土)です。

では、赤ちゃんの睡眠時間と昼夜の時間は関係あるのでしょうか?

生まれたばかりの乳児には、明らかな睡眠・覚醒の時間帯というものがなく、短い時間で寝たり起きたりを繰り返します。

これが生後1か月を過ぎると、起きている時間帯と寝ている時間帯が徐々に分かれてきます。
そして生後2か月を過ぎると起きている時間が昼間に集まりだし、4か月を過ぎるころには昼間に集中し、24時間の概日リズムが形成されます。

この発達には、昼夜の明暗の周期と、それと同期して与えられる養育行動(子育て)などによる環境刺激、昼夜の母乳成分の変化なども重要な役割を持つと考えられています。
そう、母乳成分の質・量は常に一定ではなく、昼夜で変化しているんです。

例えば夜に多い代表的な成分に「メラトニン」があります。
メラトニンは睡眠を調節するホルモンで、私たちの研究では、昼と夜で最大35倍もの濃度差があり、そして就寝時刻が遅いお母さんほど、母乳中のメラトニン濃度が低いという結果も出ています。

赤ちゃんのしっかりとした睡眠・覚醒リズムを形成するためにも、お母さんの日頃の生活リズムには気をつけたいところですね。

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