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母乳のヒミツ

赤ちゃんの脳の成長や感染防御に大活躍!ガングリオシド

母乳中には、糖と脂質が結合した「糖脂質」という成分があります。

そのうちの一つが「ガングリオシド」という成分。消化管への病原体の付着を防ぎ感染防御したり、脳の成長に重要な役割を果たしているんです。

 

ガングリオシドには組成の違いによって「GD3」と「GM3」という2種類があります。

初乳ではGD3が圧倒的に多く含まれ、産後日数を経るに従い、GM3が増え、GD3が減少していきます。

 

GD3は生まれたばかりの赤ちゃんの未熟な脳神経系に多く存在していることから、母乳中のGD3がこの時期、急速に大きくなろうとしている赤ちゃんの脳の発達や分化を助ける重要な役割を担っていると考えられています。

 

一方、GM3は赤ちゃんの成長に応じて含有量が増えていく成分です。

私たちの研究では、GM3は病原性大腸菌のヒト腸管上皮細胞への付着阻止効果が高いことがわかっています。つまり外界に接する機会が増えていく赤ちゃんを病原体から守る役割を担っているんですね。




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