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母乳のヒミツ

乳児の脳や神経の形成・発達に大切な脂肪酸DHA

みなさんにとってもなじみ深い成分の一つにDHA(ドコサヘキサエン酸)があります。

 

平成24年に消費者庁から発表された「食品の機能性評価モデル事業」においては、成人では心血管疾患リスク低減、血中中性脂肪低減作用が認められており、現在、機能性表示食品として多くの商品が発売されています。

また、乳児にとっても「乳児の成育、行動・視覚発達補助」について肯定的な根拠があると評価されています。

 

DHAは、乳児の脳や網膜などの神経組織において、それらの器官の形成や発達に重要な役割があります。しかし、新生児では、体内でDHAを合成する能力が低いと言われており、母乳中のDHAは給源として大変重要な役割を担っていると考えられています。

 

DHAは脳の脂肪酸の40%、網膜の60%を占め、神経細胞膜の優勢な構成脂肪酸であること、またDHA欠乏マウスを用いた実験では脳・神経の発達に影響を及ぼすことなどが報告されています。

 

私たちの母乳調査研究では、母乳中のDHAは、脂肪酸組成で0.13.0%の範囲で母乳に含まれることがわかっています。さらに、魚介類の摂取が少ない人の母乳では、DHAの割合が低くなることも見いだされています。

 

DHAは、イワシ・アジ・サバ・サケ・ニシン・カツオ・マグロなどに多く含まれますので、普段の食生活でも積極的に摂取していただければと思います。

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