赤ちゃんのアレルギー
アレルギーリスクを軽減する方法ってないかしら?

TGF-βとは
たんぱく質のひとつで、これまで“細胞の増殖や分化など様々な機能の調節”といったはたらきが知られていました。そこへ新たに“アレルギー予防に関係する”という事がわかってきました。
母乳には赤ちゃんを感染から守るため、「免疫グロブリン」「シアル酸」をはじめ、「リボ核酸」「ヌクレオチド」「母乳オリゴ糖」「スフィンゴミエリン」など、様々な免疫成分が含まれています。
これらの成分が生まれたばかりの赤ちゃんの未熟な消化管にはたらきかけ、赤ちゃんを感染から守ってくれるのです。
いま注目される母乳成分「TGF-β」
世界保健機構(WHO)でも、現在、アレルギー疾患の予防として、母乳栄養が推奨されています。
最近の研究で、母乳にはアレルギー発症を予防する成分も含まれていることがわかってきました。
この母乳成分の中でも、特にアレルギー予防に関係する成分としていま注目されているのが「TGF-β」という成分です。