
妊娠したら…
勤め先への
情報の共有
上司がいる場合、妊娠がわかったら上司に共有しておくことをおすすめします。
でも、そのタイミングは? …悩みますよね。
そこで雪印ビーンスタークのメンバーズクラブ「まめコミ」で、
0~5歳のお子様がいる方を対象にしたアンケート※を実施しました。
上司に話した時期は、妊娠8週に話した方が最も多く、8週までに話した方が全体の半数でした。
また回答者の7割が妊娠11週までに上司に話していました。
上司に知らせたタイミングをふりかえってみて「適切だった」と感じている人は、88%でした。
(2024年11月26日~12月2日 回答者総数:3,466名)
勤め先の上司にはいつ頃話しましたか
勤め先の上司にはいつ頃話しましたか(回答数:2,582名)

このタイミングで上司に話した理由を質問したところ、多い順に次のような回答をいただきました。
- 1位 勤め先に迷惑をかける
- 2位 つわりで体調が悪くなった
- 3位 自分の業務に影響が出る
- 4位 同僚に迷惑をかける
- 5位 立ち仕事
- 6位 上司に迷惑をかける
2位「つわりで体調が悪くなった」について、つわりが始まった週数と上司に知らせた週数をかけ合わせて深掘りしてみたところ、上司に知らせたタイミングがつわりが始まった週と同じだった人が多いことがわかりました。

週数別の特徴
妊娠6週、8週に話した理由として多かったのは「つわりで体調が悪くなったから」でした。
妊娠5週では、「立ち仕事」「重いものを運ぶ仕事」「危険な場所、環境での仕事」という担当業務を理由にする回答が多くなっています。
職種別の特徴
職種別に、上司に話したタイミングがもっとも多かったのは、看護師は6週、サービス業は6週と8週、営業、窓口業務、生産、介護士は10週、その他は8週でした。
ただし、「もっとも多い週」とはいっても全体の1~2割程度を占めるだけです。上司に話した時期は、さまざまな背景があって、「ひとそれぞれ」であることがわかりました。
職種別の特徴は下記のとおりです。

職種によって違いがあることがわかりますね。
今回のアンケートでは、アドバイスもお寄せいただきました
任意回答(書いても書かなくても良い自由回答)で「これから勤め先に妊娠を知らせる人に、妊娠したことを話すタイミングや内容などについてアドバイスしてあげたいことがありましたら、ぜひお書きください。」と質問したところ、(11月29日時点で)623名もの方が、計3万字以上のメッセージを寄せてくださいました。
- 妊娠を職場に伝える際のポイントは、まず自身の体調や仕事内容に影響がある場合、早めに上司に相談するのが良いという意見が多く見られました。
- つわりや体調不良を考慮してもらうために、早く伝えたほうが良いという意見が多く、安定期に入る前でも、体調が優先されるべきで、無理せず辛い時に相談することをおすすめする意見が多くみられました。
また、信頼できる同僚や上司に事前に伝えることで、サポートを受けやすくなり、安心できる環境を整えることが重要だとしています。
ただし、流産などのリスクを考慮して、言わない選択肢もありますし、同僚の気持ちを配慮して伝えることも勧められています。相手の受け取り方が様々であるため、慎重に行い、不妊治療中の方の配慮も必要というアドバイスもありました。 - 伝える際には謙虚に(控えめに、やわらかく丁寧に)、けれども「自信を持ってしっかりと伝える」「落ち着いて心をこめて伝える」ことが大切で、自分の状況を職場や上司が理解しやすい形で説明することが重要、とのこと。
- 自身とお腹の赤ちゃんを優先に、安心して過ごせるようにして欲しいというメッセージが多く寄せられています。
- 職場の雰囲気や仕事や勤め先やその業界の事情なども考え、自分の判断したタイミングが最適であると思う行動を取るようにしたほうがよい、とのことです。
- 「仕事は誰でもできるが、赤ちゃんを守れるのはママだけであるため、自分と赤ちゃんを最優先に考え、必要な時はしっかりと休むこと。」というメッセージも寄せられています。
勤務時間の中で
健診を受診する時間を
確保できます
妊娠は特別な健康状態。医師による定期健診を受ける必要があります。
勤務時間の中で保健指導や健康診査(健診)などを受けるための時間が必要な場合、勤め先に申請すれば、時間を確保できます。
男女雇用機会均等法では、妊婦・産婦※健診の受診のための時間の確保を事業主に義務づけています 。(法第12条関係)
これらの対応策は就業規則などに記載されていなくても利用できます。
(有給か無給かは勤め先の定めによりますので、確認してください)
- ※妊娠中及び産後1年を経過しない女性。
妊婦健診のために
確保しなければいけない
回数

くわしくは…
働く女性の心とからだの応援サイト「妊娠出産・母性健康管理サポート」
https://www.bosei-navi.mhlw.go.jp/ninshin/ninshin.html