母乳のヒミツ
母乳と牛乳ではたんぱく質組成が違うんだね!
ヒトの5大栄養素のひとつ“たんぱく質”。これは筋肉・臓器・皮膚・血液など、体のあらゆる部分に含まれる重要な成分です。
特に発育盛んな乳児期には量・質ともに適切なたんぱく質の摂取が必要で、母乳にはこの時期に必要なたんぱく質が過不足なく含まれています。
このたんぱく質を、母乳と牛乳で比較すると、量・質ともに大きく異なります。含量だけを見ると、牛乳は母乳の3倍。でも母乳中のたんぱく質は、赤ちゃんの発育に合わせた組成にちゃんとなっているんです。
たんぱく質の組成は、カゼイン、乳清たんぱく質(α?ラクトアルブミン、ラクトフェリン等)、非たんぱく態窒素(遊離アミノ酸、尿素、ヌクレオチド、ポリアミン、RNA等)という大きく3つに分けられます。母乳中のこれらの比率は25:55:20。牛乳はカゼインが主体なのですが、母乳は乳清たんぱく質や非たんぱく態窒素が主体となります。カゼインの比率が低いことで、ヒトの胃の中で酸の影響を受け凝固しにくく消化しやすくなっています。母乳のたんぱく質はヒトの赤ちゃんに与えるのに好ましい比率にちゃんとなっているんですね。
特に発育盛んな乳児期には量・質ともに適切なたんぱく質の摂取が必要で、母乳にはこの時期に必要なたんぱく質が過不足なく含まれています。
このたんぱく質を、母乳と牛乳で比較すると、量・質ともに大きく異なります。含量だけを見ると、牛乳は母乳の3倍。でも母乳中のたんぱく質は、赤ちゃんの発育に合わせた組成にちゃんとなっているんです。
たんぱく質の組成は、カゼイン、乳清たんぱく質(α?ラクトアルブミン、ラクトフェリン等)、非たんぱく態窒素(遊離アミノ酸、尿素、ヌクレオチド、ポリアミン、RNA等)という大きく3つに分けられます。母乳中のこれらの比率は25:55:20。牛乳はカゼインが主体なのですが、母乳は乳清たんぱく質や非たんぱく態窒素が主体となります。カゼインの比率が低いことで、ヒトの胃の中で酸の影響を受け凝固しにくく消化しやすくなっています。母乳のたんぱく質はヒトの赤ちゃんに与えるのに好ましい比率にちゃんとなっているんですね。