頭からお尻までの長さ(CRL)の発育曲線
頭の横幅(BPD)の発育曲線
大腿骨の長さ(FL)の発育曲線
お腹の周囲の長さ(AC)の発育曲線
推定児体重(EFW)の発育曲線
【身長】男:52~60cm 女:51~58cm
【体重】男:3.8~6.1kg 女:3.7~5.6kg
生まれてからの1か月は赤ちゃんにとっても初体験のことばかり
- 身長
- 男:52~60cm 女:51~58cm
- 体重
- 男:3.8~6.1kg 女:3.7~5.6kg
赤ちゃんの様子
生まれてから1か月がたつ頃には、小さかった身体が日に日に丸みを帯びてきます。この時期から、赤ちゃんは母乳を飲んで眠るだけでなく、少しずつ起きている時間が増えてきます。起きている間はママやパパの顔を見つめ、その顔の動きに合わせて目を動かすようになります。
中には「アー」や「クー」などの声を出すようになる赤ちゃんもいます。そんな時は、赤ちゃんと会話するように返事をしてあげて、赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しんでみましょう。赤ちゃんは、ママの声に何よりも反応するものですよ。
さて、赤ちゃんにとっても生まれてからの1か月は、「何もかもが初めて経験することばかり」で、じつはとっても大変な期間なのです。胃にモノが入ること、うんちをすること、抱っこされること、ママのお腹の外の世界で重力を感じることさえも、赤ちゃんにとっては初体験。だから、ママをはじめ周囲の大人たちが想像もできないような反応をするのです。
予想外の反応に、ママやパパ は焦ってしまうこともあると思いますが、生後1か月半くらいまでは「ママのお腹の中の環境からの移行期」と考え、まずは、赤ちゃんの反応をそのまま受け入れましょう。
また、赤ちゃんは新生児期には便を1日10回以上することもありますが、この時期になると、うんちの回数も量も減ってくることがあります。とはいえ、やはり赤ちゃんごとに個人差があります。母乳やミルクの量が多くなるにつれうんちの量も多くなり、1日に8回ほどうんちをする赤ちゃんもいれば、1回しかしない赤ちゃんもいるのです。
授乳のことで悩むママもいるでしょう。この時期の赤ちゃんは、3~4時間おきに母乳を飲みます。そして、機嫌が良いようなら母乳は足りていると分かりますが、赤ちゃんのうんちがなかなか出ない時には、母乳が不足している可能性もあります。その場合は、授乳回数を増やすかミルクを足すことを考えてみてもいいでしょう。
授乳中の赤ちゃんは一気に出てくる母乳に苦しくなったり、空気を一緒に飲み込んで苦しくなるなど、上手く飲めずに反り返って泣いたり機嫌が悪くなってしまうことがよくあります。焦って泣きやませようとしなくても大丈夫です。一度ゲップをさせて落ち着つかせてから、乳首を乳輪まで深くくわえるようママと赤ちゃんの授乳姿勢を工夫して再チャレンジしてみてくださいね。
(出典元)
- 公益財団法人 母子衛生研究会 赤ちゃん&子育てインフォ 妊娠・出産・子育て情報赤ちゃん・子どもの発育と、発達に合わせて楽しむ親子あそび 1か月頃の赤ちゃん
- 公益財団法人 母子衛生研究会 赤ちゃん&子育てインフォ インターネット相談室 Q&Aバックナンバー 母乳とミルク・授乳 (2015.11) (2019.7)
- 公益財団法人 母子衛生研究会 赤ちゃん&子育てインフォ 妊娠・出産・子育て情報赤ちゃんのうんち 0~4か月のうんち
ママの暮らしと栄養
産後健診で子宮の回復や悪露の状態などを診てもらいましょう。この健診で問題がなければ湯船に浸かることやセックスの再開の許可が出ます。
多くの場合この時期に里帰りを終えて、赤ちゃんとの生活が本格的に始まります。出産から1か月、産後のホルモンバランスの急激な変化もありママの身体はつらい時期。日中は赤ちゃんと2人きりで育児のストレスがたまりがちというママも多いでしょう。
出産から2週間後をピークに1ヶ月の期間は「産後うつ」のリスクが高い時期でもあります。何をしても辛くなり、どうしたらいいか分からなくなるという場合は、専門医の治療を受けてみてはいかがでしょう。この時期に必要なのは頼れる人の存在です。旦那さんや両親、友だちをはじめ、地域の保健師や支援センターのスタッフなど、子育てを一緒にしてくれる人を探すことも大切です。
また、この時期は母乳育児に悩みを抱えるママも増えてくる頃です。産後の疲労が抜けなかったり食事も満足にとれなかったりすると、赤ちゃんに吸わせてもなかなか母乳が増えないこともあります。疲れているときはなるべく横になって休み、しっかりと食事をとって、そのうえで赤ちゃんに吸ってもらいましょう。
もしママが母乳育児に疲れきっているなら、母乳外来や母乳育児支援をしている助産師などの専門家にママの乳房や全身の状態などを診てもらいながら、ミルクを足すことや授乳回数の変更など相談してみてくださいね。
(出典元)
- 公益財団法人 母子衛生研究会 赤ちゃん&子育てインフォ インターネット相談室 Q&Aバックナンバー 産後のこころ(マタニティ・ブルー) (2017.9)
- 公益財団法人 母子衛生研究会 赤ちゃん&子育てインフォ インターネット相談室 Q&Aバックナンバー 母乳とミルク・授乳 (2015.11) (2019.7)
- 公益財団法人 母子衛生研究会 赤ちゃん&子育てインフォ 妊娠・出産・子育て情報赤ちゃん・子どもの発育と、発達に合わせて楽しむ親子あそび 1か月頃の赤ちゃん
赤ちゃんをおなかに授かってから2歳までの1000日間は生涯の健康に深く関係していると言われています。
私たちは、この大切な1000日間を「すこやかな1000日」と呼んでいます。
お子さま一人一人の「すこやかな1000日」にお役立ていただけるよう「すこやかな1000日」コンテンツをお届けいたします。
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