頭からお尻までの長さ(CRL)の発育曲線
頭の横幅(BPD)の発育曲線
大腿骨の長さ(FL)の発育曲線
お腹の周囲の長さ(AC)の発育曲線
推定児体重(EFW)の発育曲線
もしかして、妊娠?病院に行くタイミングは?妊娠2か月の変化と過ごし方
前回の生理から1か月が経ち、本来ならばそろそろ次の生理が来る時期。
訪れない月経に「もしかして…」と思い始める人も多いでしょう。
この時期、怠くなったり疲れやすくなったり胸が張ったりと、微妙な身体の変化が起こり始めます。微熱や倦怠感など、風邪のような症状が出てしまうため、妊娠しているとは知らずに風邪薬を飲んでしまった…なんていう人も。
じわじわと身体に変化が起こり始め、妊娠の自覚が芽生え始めるこの時期。
どんなことに気をつけながら過ごせばよいのでしょうか?
妊娠4週の変化
本来ならば次の月経が始まる時期。
この頃から下腹が張るようになり、腰が重く感じるでしょう。
人によっては微熱が続いたり、身体が怠く感じるなど風邪のような症状が出ることも。
尿中、血中でhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)の上昇が認められたなら妊娠は確定的ですが、この時期に妊娠検査薬を使っても、まだうっすらとしか反応しない場合もあります。
早い人では、もうこの頃からつわりが始まります。弱い吐き気を覚えたり、匂いに敏感になったりします。また、早くも乳房の張りを感じる人もいます。
おなかの中ではまだまだ未完成ながら胎盤ができ始め、ママと赤ちゃんの間で栄養素や酸素、老廃物などのやり取りが始まります。
この頃の子宮のサイズは、非妊時の大きさの「鶏の卵」より少し大きい程度。
まだまだ妊娠の自覚が出にくい時期ですが、むやみに薬を飲んだりレントゲン検査を受けたりしないように注意してください。
流産しやすい時期でもあります。流産は月経と同じような出血のため、自分では気がつかないこともあります。
妊娠5週の変化
月経予定日から1週間が経ち、「もしかして妊娠したかも?」と気がつき始める時期です。
子宮への血流が増えて膀胱を刺激し、トイレが近くなったりします。
この頃には妊娠検査薬でもバッチリ反応が出るようになります。
検査薬で陽性が出たら、産婦人科へ行って診察を受けましょう。
産婦人科では、超音波エコーと呼ばれる装置で身体の内部を観察する検査を行います。
このとき、楕円状をした胎のうが確認できるでしょう。
超音波エコー検査を見てはじめて、妊娠した実感がわいた、という人が多いです。
病院の健診で妊娠の診断を受けたら、各自治体が定める窓口で母子手帳を交付してもらいましょう。
マタニティマークも母子手帳と一緒にもらえる場合もあります。
マタニティマークとは、妊産婦が交通機関などを利用する際に身につけることで、周囲が妊産婦への配慮を示しやすくするものです。配布していない自治体の場合は、鉄道の窓口でもらえます。
母子手帳は小学生まで使うものなので、大切に保管してください。
また、母子手帳交付時には妊娠中に役立つ情報誌や無料プレゼントキャンペーンチラシが配布されることもあるので、上手に利用しましょう。
妊娠6週の変化
超音波エコー検査で赤ちゃんの心臓の動きが確認できるようになります。
ママの体は、この頃から強い疲労感を感じるようになってきます。
息切れしたり、集中力が続かなったりするなどの変化が起こります。
これは、妊娠によってママのホルモン環境が急に変化するためです。
また、唾液の量が増え、味覚が変わり、頻繁に喉の渇きを感じるようになります。これは、身体に水分を貯めこもうとする働きにより、たくさんの水分を必要とするため。つわりがひどくて何も食べられないという人も少なくありませんが、こまめに水分を補給するようにしましょう。
仕事をしているママにとっては、試練の時期でもあります。
どんどん変わっていく自分の身体に戸惑いながら、産休中の仕事の引継ぎなど、考えることも山積み。「妊娠期間で一番苦しい時期だった」と語る人もいるほどです。
だるさがひどく、ずっと寝たきりで過ごす人もいます。時期が来れば自然と終わるものなので、無理をせずに休めるところは休みながら乗り切ってください。
妊娠7週の変化
この時期の赤ちゃんは、1分間に1億個以上の細胞ができるほどの急成長を遂げています。赤ちゃんは座高約1cm、体重は約4gとなり、からだの各器官の形成が始まります。丸まっていた身体が伸びて、2頭身に。
一方、ママの身体は本格的につわりが辛くなってくる頃です。また、妊娠中に増加するホルモンの影響で、便秘が続いたり眠気が強くなったりします。
下腹が張って、おへその下あたりが膨らむことがあります。
子宮の大きさは「ガチョウの卵」より少し小さいくらい。
まだまだ見た目にはわからないので、つわりや妊娠している辛さが周囲に伝わりにくいでしょう。
妊婦らしく見えないからと、マタニティマークをつけるのを躊躇するママもいますが、妊娠初期のこの頃が、妊娠期間のなかでももっとも体調もすぐれない時期です。
遠慮なく、バッグにつけておきましょう。
赤ちゃんをおなかに授かってから2歳までの1000日間は生涯の健康に深く関係していると言われています。
私たちは、この大切な1000日間を「すこやかな1000日」と呼んでいます。
お子さま一人一人の「すこやかな1000日」にお役立ていただけるよう「すこやかな1000日」コンテンツをお届けいたします。
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