妊娠期〜育児期の赤ちゃんやママの様子 TOPへ戻る
妊娠後期8~10か月
妊娠10か月 36~40週

36~40週の子宮の大きさと胎児の様子

妊娠10か月の変化と過ごし方

この時期はいつ産気づいてもおかしくないので、この月までに入院や赤ちゃんをお迎えした後の準備を整えておきましょう。
初めての出産はとにかく不安がいっぱいかもしれませんね。案ずるより産むが易しといいますが、本当に産んでしまえばあっという間に感じるものです。かわいいわが子との対面までもうすぐ、楽しみにしておいてくださいね。

陣痛が起きて歩くのもままならなくなってからの病院への移動のことも考えておいた方がいいですね。地域によっては「陣痛タクシー」という、妊婦を病院まで運んでくれるサービスを実施しているタクシー会社もあります。事前に契約が必要なので、出産予定日までに調べておくといいですよ。

36週

発育曲線をみる

  • 頭の横幅
    (BPD)
  • 大腿骨の長さ
    (FL)
  • お腹の周囲
    の長さ
    (AC)
  • 推定児体重
    (EFW)

(出典)篠塚憲男 http://www.shinozuka.com より(一部を改変)

妊娠36週の変化

子宮の大きさは「約32cm」にまで増大しています。

赤ちゃんの外見上の発育はこれで完成。体重は約2,500gになります。出生体重が2,500g未満の場合は「低出生体重児」といわれ、最近その増加が注目されています。低出生体重児を避けるためにも、できるだけ正期産を目指しましょう。

この週から、妊婦健診は週に1度になります。
おなかから突き出していた子宮が下がってきて、胃が楽になってきます。食事が入るようになり、この時期に太ってしまうママもいるようです。食べるものには気をつけて、こまめに体重計に乗るようにしましょう。太りすぎは難産につながります。

37週

発育曲線をみる

  • 頭の横幅
    (BPD)
  • 大腿骨の長さ
    (FL)
  • お腹の周囲
    の長さ
    (AC)
  • 推定児体重
    (EFW)

(出典)篠塚憲男 http://www.shinozuka.com より(一部を改変)

妊娠37週の変化

妊娠37週から41週までの出産を正期産と呼びます。
赤ちゃんは丸まりながら、骨盤内に入っていこうとするような動きをし始めます。モゾモゾ動いて生まれるのを今か今かと待っている状態です。

妊娠後期には、生理痛のような子宮が収縮するおなかの痛みを感じる人もいるでしょう。これは「前駆陣痛」と呼ばれるもので、本陣痛とは違い30秒~2分くらいで収まります。歩くと楽になったりします。

逆に、時間が経っても収まらなかったり動いても痛みが変わらなければ本陣痛です。前駆陣痛ではおなかの前のあたりから収縮を感じるのに対し、陣痛はおなかの後ろ側から痛くなるという違いもあります。いつもとは違う痛みを感じたら、すぐに病院へ連絡してください。

38週

発育曲線をみる

  • 頭の横幅
    (BPD)
  • 大腿骨の長さ
    (FL)
  • お腹の周囲
    の長さ
    (AC)
  • 推定児体重
    (EFW)

(出典)篠塚憲男 http://www.shinozuka.com より(一部を改変)

妊娠38週の変化

赤ちゃんの内臓器官が完成し、これからの数日間で皮膚はより厚くなります。1日につき約14gの脂肪をつけ、手の爪は2~3日の間に指先からはみ出すくらい長くなります。
生まれる準備はすでに万全です!

ママの身体も少しずつ準備が始まります。赤ちゃんの頭が通りやすくなるようにするため、骨盤が開き恥骨や股関節が痛んできます。おなかが頻繁に張りますが、散歩などの適度な運動は続けましょう。病院からも指導が入ることがありますが、この時期たくさん歩くことで子宮がやわらかくなり、安産につながります。

39週

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  • 頭の横幅
    (BPD)
  • 大腿骨の長さ
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  • お腹の周囲
    の長さ
    (AC)
  • 推定児体重
    (EFW)

(出典)篠塚憲男 http://www.shinozuka.com より(一部を改変)

妊娠39週の変化

来週に迫った出産予定日を前に、期待と不安でいっぱいかもしれませんね。
子宮のサイズは「33~34cm」ほどになり、赤ちゃんは身長50cm、頭の幅9cm、体重は3kgほどに成長しています。
赤ちゃんはもういつ産まれてもいいほどに外見も内臓も発育し、外界の生活に十分適応できるまでに成熟しています。

出産が近づくと「おしるし」と呼ばれる少量の出血があることがあります。これは、子宮口が開いたり子宮が収縮したりすることによって、卵膜がはがれるためです。これに子宮頸管の粘液などが混ざり、多少粘り気のある血液が出ます。
おしるしが出てもすぐに出産となるわけではありません。陣痛や破水が起こるまでは、あわてて病院に行く必要はないので安心してください。

40週

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  • 頭の横幅
    (BPD)
  • 大腿骨の長さ
    (FL)
  • お腹の周囲
    の長さ
    (AC)
  • 推定児体重
    (EFW)

(出典)篠塚憲男 http://www.shinozuka.com より(一部を改変)

妊娠40週の変化

いよいよ出産予定日です。陣痛のきっかけは、赤ちゃんが作ります。予定日よりも早かったり遅かったりしたとしたら、それは赤ちゃんがその日を選んで産まれてきたのです。ですので、予定日を過ぎても焦らないように。
出産は、以下のような流れで進みます。

【出産の流れ】
◆準備期
20~30秒続く前駆陣痛が起こります。20~30分間隔が10分間隔になると、いよいよ出産です。とはいえ、ここからすぐに産まれるわけではありません。病院に電話をして指示に従いましょう。

◆分娩1期(開口期)
陣痛が5~6分おきになり、痛みが強くなり30~40秒続きます。

◆分娩2期(娩出期)
子宮が収縮する時間が40~60秒に。2~3分間隔で陣痛が訪れます。赤ちゃんの頭が見え隠れします。陣痛のリズムでいきみます。

☆赤ちゃん誕生☆
赤ちゃんが誕生。頭が出たら、全身がするりと出てきます。

◆分娩3期(後産期)
赤ちゃん誕生後、軽い陣痛が起き、胎盤がはがれて出てきます。

赤ちゃんが産まれても、おなかはまだ大きいままで子宮はおへその高さまであります。 2週目には子宮は恥骨結合上縁より小さくなり、おなかの上から触ってもわからなくなります。そして産後4週間で、妊娠前の大きさになります。 妊娠中と産後のママにとって、パパの協力はとても大切です。特に産後は、パパの精神的サポートが必要となりますので、家事・育児の分担などは産前から話し合っておきましょう。

赤ちゃんをおなかに授かってから2歳までの1000日間は生涯の健康に深く関係していると言われています。
私たちは、この大切な1000日間を「すこやかな1000日」と呼んでいます。
お子さま一人一人の「すこやかな1000日」にお役立ていただけるよう「すこやかな1000日」コンテンツをお届けいたします。

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