妊娠期〜育児期の赤ちゃんやママの様子 TOPへ戻る
妊娠中期5~7か月
妊娠7か月 24~27週

24~27週の子宮の大きさと胎児の様子

大小様々な症状が…!妊娠7か月の変化と過ごし方

赤ちゃんの身体がどんどん成長していく妊娠7か月。
胎動が活発になって喜びの反面、ママの身体はどんどん大きくなるおなかに内臓が圧迫され、大小さまざまな症状が起こります。
前かがみができない時期なので、靴下を履いたり足の爪も切ったりするのにもひと苦労です。無理をせず、パパや周囲の人の手を借りましょう。

妊娠23週までは4週に1回の妊婦健診が、妊娠24週から35週までは2週に1回になります。この頃から切迫早産や妊娠高血圧症候群(高血圧や蛋白尿が出る)や、妊娠糖尿病が発症しやすくなるので、妊婦健診の回数が増えるのです。必ず検診に行くようにしましょう。

性別がわかったら、赤ちゃんの名前を考え始めても良いでしょう。
妊婦生活もあと残り3か月。残り少ない妊婦生活を楽しんでくださいね。

24週

発育曲線をみる

  • 頭の横幅
    (BPD)
  • 大腿骨の長さ
    (FL)
  • お腹の周囲
    の長さ
    (AC)
  • 推定児体重
    (EFW)

(出典)篠塚憲男 http://www.shinozuka.com より(一部を改変)

妊娠24週の変化

この頃の子宮のサイズは「22cm」ほど。
この時期に赤ちゃんのまぶたが完成し、上下に分かれて、パチパチと瞬きができるようになります。

おなかがどんどん前にせり出し、子宮がおへそよりも6~7㎝高くなります。姿勢がそり気味になるため、腰や背中に痛みを感じることがあるでしょう。
子宮が腸を圧迫し、うっ血して痔や便秘といった症状も出ます。足元の視界が悪くなるので、段差や障害物には気をつけて。

うつぶせ寝はとうの昔に諦めたことと思いますが、いよいよ仰向け寝でも苦しくなります。 横向きの姿勢がオススメです。

25週

発育曲線をみる

  • 頭の横幅
    (BPD)
  • 大腿骨の長さ
    (FL)
  • お腹の周囲
    の長さ
    (AC)
  • 推定児体重
    (EFW)

(出典)篠塚憲男 http://www.shinozuka.com より(一部を改変)

妊娠25週の変化

赤ちゃんは眼球の活動が始まって、ものを見ることができるようになります。
鼻の穴が開通して、上手に呼吸をするためのトレーニングを羊水の中で始めます。

身体全体の動きがコントロールできるようになり、羊水の中をクルクルと泳ぎ回ります。たまに肋骨や恥骨を蹴ることがあり、その鈍い傷みにママが「イテテ…」となることも。
赤ちゃんに記憶や感情が出てくるのもこの頃です。いっぱい語りかけてあげましょう。

どんどん体重が増える時期です。妊娠期間を通して+7~12kgが適正な範囲なので、適性な体重増加に注意し、食事には気をつけたいものです。

昔は“2人分食べろ”などと言われてどんぶり飯を何杯も食べさせられる…なんて話もあったそうですが、何を食べてもいいわけではありません。「何を食べるか」には気を配りましょう。炭水化物だけの食事は、体重が増えるだけで赤ちゃんの身体の材料にはなりません。人の身体はたんぱく質と脂質でできています。これらとビタミンミネラルをたくさん摂るように心がけてください。

26週

発育曲線をみる

  • 頭の横幅
    (BPD)
  • 大腿骨の長さ
    (FL)
  • お腹の周囲
    の長さ
    (AC)
  • 推定児体重
    (EFW)

(出典)篠塚憲男 http://www.shinozuka.com より(一部を改変)

妊娠26週の変化

この時期から、赤ちゃんは急激な成長を見せます。
特に脳では、耳や目で得た情報を処理する脳波が働き始めます。脳の発達とともに、この数週間で前頭部が大きくなり、自分の意思で身体全体の機能をコントロールできるようになります。感覚系もどんどん発達し、嗅覚や味覚が次第に成熟していきます。

ママの食事は、妊娠前よりも1日に350kcal余分に必要になります。胃が圧迫されてなかなかたくさんは食べられないというママもいますが、食事の回数などを分けるなどしてしっかりと栄養補給をしてください。

妊娠中は立ちくらみや眩暈なども起きやすくなっています。
おなかがかなり大きくなってバランスを崩しやすいので、家事をする際には無理をしないように。洗濯物は低い位置に干す、高いところのものは誰かに任せる、などの工夫を。

27週

発育曲線をみる

  • 頭の横幅
    (BPD)
  • 大腿骨の長さ
    (FL)
  • お腹の周囲
    の長さ
    (AC)
  • 推定児体重
    (EFW)

(出典)篠塚憲男 http://www.shinozuka.com より(一部を改変)

妊娠27週の変化

子宮の大きさは「25cm」ほどに成長しています。
赤ちゃんは身長約35cm、頭の幅約7cm、体重は約1,000gとなります。

顔のパーツはほぼ完成します。
目が完成し、光の明暗も感じるようになります。
まつ毛や髪の毛も生えてきて、どんどん人間らしい見た目になってきます。

身体のサイズが大きくなり、子宮壁に触れるほどの大きさに成長するため、外の音がより聞こえるようになっています。赤ちゃんは睡眠と覚醒のリズムを20分間隔で繰り返すようになるので、胎動で覚醒していることを確認したらぜひ話しかけてみて。

心拍数がピークの時期なので、動悸を感じることが増えるでしょう。
引き続き胃や腸は圧迫されていて、食べる量が減り、便秘がちになったり痔になったりするのが続きます。
足がむくみやすくなり、ゾウの足のようにパンパンになったり、静脈瘤が出やすくなることも。また、股間や胸の下に炎症が起きる人もいます。お風呂などで清潔に保ちましょう。

これらの不快症状と激しい胎動で、なかなか寝付けないという人もいます。
そんなときは、「シムスの体位」がおすすめです。
1日数回、体の左側を下にして横になると、おなかの後ろにある大きな血管への子宮の圧迫が取れて、むくみや静脈瘤の症状が軽くなります。

赤ちゃんをおなかに授かってから2歳までの1000日間は生涯の健康に深く関係していると言われています。
私たちは、この大切な1000日間を「すこやかな1000日」と呼んでいます。
お子さま一人一人の「すこやかな1000日」にお役立ていただけるよう「すこやかな1000日」コンテンツをお届けいたします。

pagetop

../..

https://www.mamecomi.jp

/calendar/period/w07

OPEN

0