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妊娠中期5~7か月
妊娠6か月 20~23週

20~23週の子宮の大きさと胎児の様子

いよいよ妊婦らしい見た目に。妊娠6か月の変化と過ごし方

妊婦生活も後半戦に入りました。この頃になると、妊娠している自分の身体にも慣れて、気分や体調が安定してくるでしょう。ポコン、ポコンと中から蹴られたり、ブルブルとおなかが震えたりといった胎動を感じることが増えます。
超音波エコー検査で赤ちゃんの顔立ちも確認できるようになります。
また、そろそろ性別もわかるようになる頃です。

20週

発育曲線をみる

  • 頭の横幅
    (BPD)
  • 大腿骨の長さ
    (FL)
  • お腹の周囲
    の長さ
    (AC)
  • 推定児体重
    (EFW)

(出典)篠塚憲男 http://www.shinozuka.com より(一部を改変)

妊娠20週の変化

この頃の子宮の大きさは「19cm」ほど。
赤ちゃんは腎臓の機能が整ってきて、羊水を飲んで腎臓でろ過しておしっこができるようになります。 味覚や聴覚が発達してきて、おなかの外の音も聞けるように。
おなかの中で起きている時間がパターン化されてきます。赤ちゃんの睡眠サイクルは、胎動でわかることがあります。

ママの身体は、体重の増加により足の血管にいつもより負担がかかり、さらに血管を拡張させるホルモンの影響でふくらはぎや太ももに静脈瘤(血管の一部がこぶのように膨らむ)ができる場合もあります。

ママの乳輪の色は濃くなり、ブツっとした突起が増えます。これはモントゴメリー線と呼ばれる皮脂腺で、乳首と乳輪を保護する皮脂を分泌するものです。赤ちゃんにおっぱいの位置を知らせるために匂いが出るようになっているという説もあり、特に悪いものではないので安心してください。
乳首が扁平だったり陥没乳首だったりする人は、この頃から乳頭マッサージを始めておくことをおすすめします。

母親学級は、地域によりますが妊娠20週以降の妊婦を対象にしていることが多いようです。知識が色々と身につくので、ぜひパパと一緒に参加しましょう。

21週

発育曲線をみる

  • 頭の横幅
    (BPD)
  • 大腿骨の長さ
    (FL)
  • お腹の周囲
    の長さ
    (AC)
  • 推定児体重
    (EFW)

(出典)篠塚憲男 http://www.shinozuka.com より(一部を改変)

妊娠21週の変化

赤ちゃんの骨格がしっかりとしてきて、手はモノを掴めるくらいにまで発達しています。
羊水の中をグルグルと動き回るようになるので、胎動も頻繁に感じるようになるでしょう。
いよいよ、性別がわかるようになる頃です。「生まれるまで知りたくない」という人もいますが、大抵の医師は「知りたいですか?」と確認してくれるので、聞きたくない人は意思表示を。

おなかの重さがじわじわと苦しくなってくる頃です。
ちょっとした段差でつまづきやすくなっているので、歩きやすい靴、平坦な道を選ぶようにしましょう。
妊娠線もそろそろ気になり始める人がいるでしょう。クリームなどで対策を。

22週

発育曲線をみる

  • 頭の横幅
    (BPD)
  • 大腿骨の長さ
    (FL)
  • お腹の周囲
    の長さ
    (AC)
  • 推定児体重
    (EFW)

(出典)篠塚憲男 http://www.shinozuka.com より(一部を改変)

妊娠22週の変化

子宮のサイズは「20.5cm」ほど。 眉毛やまつ毛、上下のまぶたが整い、顔立ちがはっきりします。
内臓や各器官はだいぶ完成に近づき、それぞれの動きが活発になります。

ちなみに、妊娠22週以降37週未満での出産を「早産」といいます。つまり妊娠22週は、たとえ早産で生まれてしまっても生育可能な限界の週ということになります。

音の情報を脳に伝えることができるくらいに聴覚が発達してきます。おなかの外で大きな音が鳴ったら胎動が返ってくることがあるかも。ママの声も赤ちゃんに届くようになるので、この頃から語り掛けをするママもいるようです。

この時期、いつも以上にたんぱく質が必要になります。
肉、卵、チーズなど、たんぱく質と脂質が多めに含まれている食材を摂取しましょう。

23週

発育曲線をみる

  • 頭の横幅
    (BPD)
  • 大腿骨の長さ
    (FL)
  • お腹の周囲
    の長さ
    (AC)
  • 推定児体重
    (EFW)

(出典)篠塚憲男 http://www.shinozuka.com より(一部を改変)

妊娠23週の変化

この頃の子宮のサイズは「21.5cm」ほど。この時期から赤ちゃんの身体はまたぐんぐん成長していきます。赤ちゃんの身長は約30cm、頭の幅は約6cm、体重は600g前後にまで成長し、超音波エコーの画面からはみ出すほどになります。
筋肉や骨、内臓組織も発達していきます。

ママのおなかがグッと前にせり出してきます。
重心が前にずれ、腰痛や、背中の痛みを感じることが増えるでしょう。

大きくなった子宮が横隔膜を押し上げるために心臓や肺が圧迫され、息苦しさを感じる人も。
血液量が増えて、通常時より心臓に負担がかかり、動悸や息切れが起こりやすくなります。

これから出産直前まで、太ももの付け根がつったり、ふくらはぎがこむら返リを起こすといった小さなトラブルが増えてきます。
マタニティエアロビクスやスイミング、ヨガなどで適度に体を動かして、下半身の筋肉を強くすることで、こうしたトラブルの解消につながります。

日ごとに胎動がしっかりと感じられるようになります。
赤ちゃんは生まれる前から声を記憶できるので、もう既にママとパパの声を聞き分けているかもしれません。呼びかけると、胎動で反応してくれるかもしれませんよ。

赤ちゃんをおなかに授かってから2歳までの1000日間は生涯の健康に深く関係していると言われています。
私たちは、この大切な1000日間を「すこやかな1000日」と呼んでいます。
お子さま一人一人の「すこやかな1000日」にお役立ていただけるよう「すこやかな1000日」コンテンツをお届けいたします。

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